2011/07/13
Los abrazos rotos。
かなり久しぶりに映画の話!
色々観てることは観てるんですが、タイミング逃すと忘れちゃうんですよねー。
でも一回観たやつ書いておくと、まず書くだけで印象強くなるし、後で読み返すのも楽しいし、できる限り書いておきたいなぁ。
一番最近映画館行ったのは、ブラック・スワンが最後かな…映画館行きたい!
というわけで、DVDで最近観た「抱擁のかけら」の話。
ペドロ・アルモドバル監督作品です。
trailer
ちょっと気が向いて、日本verじゃない元々のを観てみたら、全然違う映画みたい。
あらすじとかうまく説明できないんですが、視力を失った脚本家の元に、過去の因縁がある1人の青年が「自分の映画のために脚本を書いて欲しい」と訪れたことをきっかけに、封印していた様々な出来事を回想していく映画。
視力を失う前映画監督をしていた彼の元に、女優志望の女が現れたところから全ては始まる。ひと目で彼女の美しさに心奪われ、映画に抜擢し、そして恋に落ちていくが、女は大富豪の愛人。
その大富豪の病的な執着心から、異常な監視が徐々にエスカレートして…という感じでしょうか。
個人的にツボだったポイントをいくつか。
・ペネロペ・クルス美しすぎる!
これはもう当たり前の域ですが(笑)映画監督に会いにきたシーンで、後姿からぱっとこちらを向くシーンがあるのですが(日本版の予告にも使われてる)、あの振り向くまでの溜めの時間も含めて本当に素晴らしい。
「はっ」となります。恋に落ちます。
あと、涙を流すシーンがかなり多かった気がするのですが、それも素敵だったなぁ。
・ペネロペ・クルスのオードリーコスプレ的な。
撮影してた映画の中で。髪型とかがモロ。それが超かわいいの。
あと、このウィッグもかわいかったなぁ。。
・赤。
劇中、特に2人の恋が盛り上がってる時に、赤い色が効果的に使われていたような…
赤いスーツやパンプス、部屋で着てるリラックスしたニット、そしてトマト。ペドロ・アルモドバルの映画はいつも色彩が美しい。
・二つのカメラが、対照的な世界を映していく。
一つは勿論、劇中で映画を撮影しているそれ。作られた虚像の、華やかな世界。
そしてもう一つのカメラは、嫉妬した大富豪が息子に命じて、映画の撮影風景を撮影させたもの。レナの周りだけを映したメイキング映像のようなもの。粗い画質で、ドロドロした現実を切り取っていく。
この二つ目のカメラの存在が、作品のサスペンス要素をぐっと上げていてすごく面白かった!
そんな感じかな。
ペドロ・アルモドバルの映画を語る上でゲイってことは外せないのかもしれないけど、これに関してはそんなに言う程でもないかな、と個人的には。
ネットで検索してちらっと読んだレビューで「高度に完成された火曜サスペンス劇場」って書いてあってちょっとおもしろかったけど、まさに!と思いました(笑)
久々に、バッド・エデュケーションとボルベール観たくなってきたなぁ。他にも観たことない作品沢山あるので、チェックしてみたいと思います!
・おまけ。
劇中でDJシーンがあるのですが、こんなのかけてた!
Uffie / Robot oeuf
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