2011/09/11
Somewhere。
やっと観てきました、Somewhere!
以前、この映画の公開が決まった時にblogに書いたのはいつだったかな…と思って見てみたらなんと1年以上前…観れてよかった(笑)→その時のpostはコチラ。
もうとっくに映画館で観るのは諦めてたのですが、目黒シネマというところで、"Lost in translation"と二本立てで上映してました。ほんとは二本観たかったけど、仕事後に行ったので最終回のSomewhereのみで。
でも、なんか妙に味のある映画館で、また機会があったら行きたい!
目黒シネマ
まず、twitterの緩さがなんとも…(笑)二本立てで1500円というお手頃価格(最終回1本のみだと、なんと900円!)も魅力的だし、席もゆったりめ、ロビー部分の一角に本のコーナー(ちゃんと見てこなかったけど、多分販売用ではなく、オープン待つ間に見れる感じ。)も素朴。
で、本題。あ、ネタばれあり。
すごくすごくすごく好きでした!!
まず、あえて一番に言いたいけど、Elle Fanningの存在がもう奇跡。この役がもしElle Fanningじゃなかったら絶対駄作だろうなぁと言い切れる程。あのサラサラしたブロンド・ヘアーは珠玉の一言に尽きる。
大人っぽいような子供なような、何というか。片親で育って妙に聞きわけが良く育った感じというか、とてもリアルだなぁと思いました。でも色気を感じさせないこざっぱりした感じもあって。すごく良かった。
そして、かなりグッときたなぁって思うのが、この曲。
このver.知らなくて、流れた時最初カヴァーかな?本物かな?って思っちゃいました。
ちょっと寂しくて切ないこのアレンジが、2人で過ごす時間の儚さをより一層際立たせていました。
↑の映像の中にも少し出てくるけど、Elle Fanningのスケートのシーン可愛かったなぁ。元々彼女はバレエをやってるみたいなんだけど、それでも二ヶ月練習してあれだけ滑れるのすごい気がする。
でも、そう考えるとすごい!って思うんだけど、なんか絶妙な緩さがあって、完璧すぎないところが完璧だった。あと、劇中で出てくるポールダンサーも、わざわざこの映画のために練習したとか。「え、ダンサー使えばよくない!?」って思ったけど、確かにそこも独特の味があって素晴らしかった。
終わった直後に、この映画はソフィアの自伝的な意味合いもあると聞いて、とたんに好きになったシーンがあって、スペインでの授賞式のシーン。多分、忙しい父親で寂しい思いもたくさんしたと思うけど、あのシーンからは父親のことを誇らしく思う気持ちが溢れてて。
あの授賞式、実在するらしいですよ(笑)変なネコのモチーフのトロフィーがふざけてて、絶対架空のものだと思ったのに!
あぁなんか支離滅裂ですね。だけどもういいや。
あと、Elle fanningの料理のシーンと、食材注文の電話してるところも好きだったし、マルコがピアノを弾いてるシーンも、テディベアの歌も。
様々な、何気ない日常的なシーンと、ちょっと素敵なシーンを織り交ぜながら淡々としたテンションで綴り、最後の最後に「傍にいられなくてごめん」でグッと掴まれて涙。
飽きるか飽きないかのギリギリのラインで繰り返されたマルコの怠惰な生活も、刹那的な娘との生活も、徹底して抑えて撮られているからこそ、特に大きなドラマ的要素がないのに引き込まれたし、マルコの気持ちの変化にも敏感になれたんじゃないかなと思いました。
そんな完璧なバランスの映画だったと思います。
以上!
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